CBD(カンナビジオール)はうつ病に苦しむ人にどのような効果やメリットをもたらすのでしょうか。
- CBD(カンナビジオール)とは
- CBD(カンナビジオール)はうつ病に効果があるのか
- CBDと抗うつ剤の違い
CBD(カンナビジオール)とは
CBDとは自然界に存在するカンナビノイドという化合物の一種です。
大麻草などに含まれる成分ですが、向精神作用はありません。
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CBD(カンナビジオール)はうつ病に効果があるのか
最新研究
うつ病の原因の1つには、人間の幸福感な感情に関わるセロトニン分泌量の低下が挙げられます。
専門家は、「CBDがもつ脳内のセロトニン受容体への効果は、うつ病患者にいい影響を与える」と述べています。
CBD自体がセロトニンのレベルを上昇させるわけではなく、システム内にあるセロトニンに対する受容体の反応を変化させ、間接的にセロトニンを増やします。
2014年の動物実験では、CBDが受容体に作用し、抗うつ効果と抗不安効果を生み出しました。
さらに2018年の研究では、CBDには抗ストレス効果があり、ストレスによるうつ病を軽減させると結論づけています。
CBDがうつ病に与える効果
上記の他に、
- 不安
- 認知機能障害
- 人前で話す前の不快感
に効果があるとされています。
- CBDは脳内の受容体に反応しセロトニンを増加
- ストレスを軽減させることでうつ病を改善
CBDと抗うつ剤の違い
うつ病治療に関して、抗うつ剤にはないCBDのメリットがあります。
抗うつ剤の多くは、効果が現れるまでに数週間を要します。一方CBDは、すばやくかつ持続的な抗うつ効果を発揮します。
さらに抗うつ剤には不眠症、性機能障害、急激な気分の変動、興奮・動揺などの副作用がありますが、CBDにはこれらの症状は見られません。
CBDにはこのようなメリットがありますが、抗うつ剤の代替品になるわけではありません。処方された薬はしっかり飲みましょう。
参考文献:https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/29869197/
最後に
CBDが持つうつ病への効果を紹介してきました。
セロトニンのレベルを上昇させ、ストレスや不安を軽減させることで抗うつ効果を期待できます。
CBDは摂取方法によって持続時間などが異なるので、目的に合わせて選択しましょう。
