今日は「カンナビジオール(CBD)とテトラハイドロカンナビノール(THC)って何が違うの?」という疑問に、効果や性質を含めてお答えします。
- CBDとは
- THCとは
- CBDの医学的効果
- THCの効果
- 痛みにはCBDとTHCどちらがいいのか
- CBDとTHCの副作用
- 市販で購入できるのはCBDのみ
CBDとTHCは、大麻草に含まれる2つのカンナビノイド成分です。
両方とも身体や脳内にあるカンナビノイド受容体に作用します。CBDにはいわゆる「ハイ」になる効果はないため、THCよりも幅広く使用されています。
一方「ハイ」になるTHCは、日本では違法成分なので使用や購入はできません。
CBDとは
CBDとは大麻草に含まれるカンナビノイドの1つで、農業用の麻や医療用大麻に含まれます。カンナビノイドはさまざまな植物に含まれますが、CBDは大麻草のみに含まれます。
CBDとTHCの化学式は同じですが、原子の配置が微妙に異なります。
この微差によってTHCのみが向精神作用を持つようになっています。そしてCBDを医療目的で摂取すると不安を軽減しつつ、認知能力にはほとんど影響を及ぼしません。
THCとは
THCは大麻の精神活性成分です。つまり大麻と聞いて連想する「ハイ」な状態をもたらす成分です。
この化合物はアナンダミドと2-AGの効果を(一部)模倣することで作用します。
この2つの神経伝達物質は人体で自然に生成され、睡眠や食習慣、痛覚やその他さまざまな身体機能を調整します。
THCの効果には
- リラクゼーション
- 視覚、嗅覚、聴覚の変化
- 倦怠感
- 空腹
- 攻撃性の抑制
などです。
CBDの医学的効果
最近の研究で、これらの医学的効果があると考えられています。
- 痛み(神経、慢性的、癌など)
- てんかん
- 多発性硬化症(MS)
- 筋萎縮性側索硬化症(ALS)
- パーキンソン病
- 炎症
- ニキビ
- ジスキネジア
- 癇癪
- 骨折
- 狂牛病
- うつ病
- 細菌感染症
- 糖尿病
- 関節リウマチ
- 吐き気
- 不安
- ADHD
- 統合失調症
- 薬物乱用/離脱
- 心臓病
- 過敏性腸症候群(IBS)
THCの効果
最近の研究で、これらの医学的効果があると考えられています。
- 化学療法の副作用
- 多発性硬化症(MS)
- HIV/エイズ
- 脊髄損傷
- 吐き気と嘔吐
- 慢性痛
- 炎症
- 消化器系
痛みにはCBDとTHCどちらがいいのか
どちらも鎮痛効果がありますが、CBDは炎症や神経痛に効き、THCはけいれんやけいれんを伴う痛みを抑えるのに優れています。
ただしTHCの過剰摂取は痛みを悪化させうることに注意しましょう。
さらにTHCを使用した人の多くは、利点以上に副作用に苦しんでいることも事実です。
CBDとTHCの副作用
CBDは忍容性が高いため、大量に摂取しても有害作用はありません。WHOの研究によると、CBDの副作用は他の薬との薬物相互作用が原因です。
一方THCにはこれらの副作用があります。
- 心拍数の上昇
- 口の乾燥
- 赤目
- 強調問題
- 反応時間の遅れ
- 記憶喪失
THCの副作用は、化合物の向精神特性の1つです。
市販で購入できるのはCBDのみ
THCは、即効かつ長期的な認知副作用をもたらすため違法となっています。副作用には思考障害や計画能力の欠如、意思決定能力の欠如、衝動が抑えられなくなるなどさまざまです。
さらにTHCの長期使用は、心臓と脳の重大な異常と相関関係にあります。
CBDには健康リスクがあまりないことが報告されています。その安全性と効能からCBDを含んだ商品が合法となり、人気を博しています。
最後に
以上CBDとTHCの違いを説明してきました。
みなさんの疑問を解決できたでしょうか。
読み返してわかりにくい所があれば追記していこうともいます。
それでは素敵なCBDライフを。