安全なCBD製品を買うには、何を基準に選べばいいのでしょうか?
「日本製CBD」や「国産CBD」と聞くと安全そうですが、実はそうではありません。
今日は安全なCBD製品の選び方をご紹介します。
- 本国産・日本製CBDは安全なのか
– 日本国産・日本製CBDの定義
– 日本製と海外製CBDはどちらが安心なのか - 安全なCBD製品の購入方法
– 第三者機関試験の証明書がある海外サイトから個人輸入
– 正規輸入代理店で購入する(日本サイトから買う場合)
– 超臨界CO2抽出法で製造されたCBDを選ぶ - 最後に
以下で1つずつ解説していきます。
日本国産・日本製CBDは安全なのか
野菜やお肉などを買うときに「国産」の方が安心するし、「国産」しか買わないという人もいるのではないでしょうか。
確かにどこでどのように作られているかわからない食品より、日本国産のほうが信頼できます。
しかしCBDにおいては、日本製・国産が安心とは限りません。
日本国産・日本製CBDの定義
たまに「日本国産CBD」と謳っている製品があります。パッとみ安全そうに見えますが、少し注意が必要です。
まず日本には大麻取締法があり、麻や大麻草の栽培が禁止されています。産業用に一部栽培が許可されていますが、その審査はかなり厳しいです。
そして現在日本のCBD事業体の中に審査を通った企業は1社もありません。
つまり日本国産CBDオイルとは、日本国内で栽培された麻からCBDを抽出したものではなく、海外(EU、アメリカ、カナダなど)から輸入し、日本で製造加工された製品ということに注意しましょう。
日本製と海外製CBDはどちらが安心なのか
海外のCBDを輸入しているとしても、日本で製造加工されてるほうが厳格に管理されて安心そうですが、そうとも限りません。
その理由はcGMP(医薬品適正製造基準)というWHO等の国際機関や各国の規制当局が策定している基準です。その目的は3つ、医薬品のみでなくCBDオイルのようなサプリメントにもあてはまります。
- 人による間違いを最小限にする
- 医薬品を汚染されたり、品質が低下するのを防ぐ
- 高い品質を保つ仕組みをつくる
日本とアメリカの違い
日本とアメリカのGMPの取扱について表でまとめました。

日本には独自のGMPがありますが、アメリカと比較するとかなり緩いのがわかります。サプリメントなどを販売しても、成分が表記通りに入っているかの検査などは任意で、異物混入検査も規定がありません。
一方アメリカはしっかり法律で定められています。上記の基準がすべて満たされていないと、サプリメントなどを販売することはできません。
日本よりアメリカのほうが製品の品質管理基準が非常に高い。「日本製だから高純度」という理由で安全性を主張し、高価で販売している販売サイトには気をつけましょう。
安全なCBD製品の購入方法
それでは上記を踏まえて、安心・安全なCBDオイル販売サイトを見分けるポイントをご説明します。
1. 第三者機関試験の証明書がある海外サイトから個人輸入(英語ができる人)
英語サイトでの購入に抵抗がない人は、第三者機関やcGMPを満たしているサイトから直接買うといいでしょう。
余計なマージンもかからないため、安全な製品を他者より安価に購入できます。
安心して購入できるCBD海外サイト一覧
- Dixie Botanical:厳格なcGMPを遵守。世界で初めてCBDオイル製品を生み出した。日本語非対応。
- Bluebird Botanicals:第三者機関の試験と厳格なcGMPを遵守。サステイナブルな栽培・製造。日本語非対応
- ENDOCA:厳格な臨床試験と100%オーガニック。日本語対応。
- HempMeds:CBD製造会社で初めてISO/IEC 17025:2005取得。CBD販売の先駆者で、継続的にクオリティと安全性を向上し続けている。日本語非対応。
- Charlotte’s Web:CBDの効果が世界的に知られるきっかけとなった製品。FDA登録設備と第三者機関からGMP検証。日本語非対応。
- Elixinol(エリクシノール):CBD最大手。世界アンチドーピング機関(WADA)やU.S. Hemp Authority、日本の大学薬学研究室から検査。
2. 正規輸入代理店で購入する(日本サイトから買う場合)
正規輸入代理店は、厚生労働省から許可を受けた安全なCBD商品のみを扱っているCBD販売店です。
現在、日本でCBDの正規輸入代理店として認められているのはこちらです。
- HempNavi:上記の海外製品を取り扱っている、最も信頼性の高いCBDサイト。
- CBD ONLINE:KoiやPharma Hempなど有名ブランドあり。
今後も追加していきます。
3. 超臨界CO2抽出法で製造されたCBDを選ぶ
製造工程など複雑なことは省きますが、抽出の際に二酸化炭素しか使わないので、変な成分が混入しないクリーンな抽出方法です。
EliXinolやHempMedsなどがこの製造方法で製造しています。
購入するブランドの抽出方法には注意しましょう。
最後に
CBDは新しいジャンルで、まだまだ規制も整備されていません。
まがい物を掴まされないように十分注意しましょう。